四十九日法要の準備をしよう

年末になるとクリスマス、年越しでは除夜の鐘、年が明ければ初詣、と短期間にいくつもの宗教行事をこなす日本人は、無宗教だと良くいわれますよね。

そんな日本人でも、宗教について強く意識せざるを得ないのが葬儀です。

基本的に、日本で行われる葬儀の多くは仏教の方式に従っています。

通夜、告別式を終え、その後喪に服すわけですが、亡くなった日から49日後には「四十九日法要」を行わなくてはなりません。

故人が亡くなってから四十九日が明けるまでは喪中であり、宗教的な意味合いや成り立ちはいろいろあるのですが、ようするに四十九日をさかいにして、もとの生活に戻っていく区切りをつけるわけです。

細かくいうと命日から7日ごとに法要を行う必要があるといわれていますが、毎週法要を行うのは現代日本人にとってあまりにも大変です。

そこで、初七日の法要までは葬儀で終えてしまい、最も大きな区切りである四十九日法要を盛大に行うのが一般的になっています。

ただ、四十九日の法要を行うためにはいろいろな準備が必要です。

そこで今回は、四十九日法要を行うにあたって必要なもろもろをご紹介いたします。

四十九日までに必要な準備と手配

日時を決め、会場を抑える

真っ先に必要なのは、四十九日法要をどこで行うのか、いつ行うのかの調整です。

四十九日法要は49日を過ぎてから行うのは良くないことだとされています。なので、49日後が平日で参加者が集まれない場合は、直前の土日にするなど日程を前倒しにしてしまいましょう。

開始時間に決まりはありませんが、法要のあとには会食をしますし、納骨式も合わせて行うことが多いので、午前11時前後になることが多いです。

会場の場所については、菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)があればそちらで、そうでない場合は、埋葬予定の墓地を管理しているお寺に相談しましょう。

僧侶を派遣してくれるサービスもあるので、自宅や斎場、ホテルなどを会場にすることもできます。

地域ごとに決まりがあったりもするので、周囲の人や親戚などに話を聞いてみるとより確実です。

会食の準備をする

法要のあとは、参加してくれた方々に会食を振る舞います。

故人が好んでいたお店や近くの仕出しのお店などを頼りましょう。メニューに関しては、お店の方に法要での食事であることを伝えて、対応可能か相談しておきます。

会場からあまりにも遠いお店を会食の場所にすると、移動のぶん参加者の負担が大きくなるので、遠すぎない場所がおすすめです。

ちなみに、会食には僧侶の方もお招きします。

四十九日法要に呼ぶ人へ連絡をする

日程と会場を抑えたら、四十九日法要に参加してくれる方々へ案内状を出します。

法要を身内だけで完結させる場合は電話連絡でも問題ありません。

参加の有無を確認しなければいけませんから、案内状は往復はがきで、日時と会場の場所、四十九日法要を行うこと、会食の有無などを明記します。

出欠の確認や会食予定のお店の予約などを考えると、四十九日の一月前くらいには案内状を出しておく必要がありますから、葬儀のあとも忙しいです。

いただいた香典を確認し、香典返しや礼状を用意する

香典をいただいた方には、香典返しをしなくてはなりません。

通夜や葬儀のさい、誰からいくら包んでいただいたのかを記録に残しているはずなので、必ず漏れがないよう確認しておきましょう。

その他、法要に参加してくれる方に渡す礼状も必要です。

仏壇、線香、位牌の準備

通夜や葬儀は突発的なことなので、きちんとした位牌を用意する暇がありません。

なので、四十九日に合わせて位牌(本位牌)を作成し、ついでに仏壇や線香なども準備します。

仏壇や位牌はあまり安いものではないので、予算に応じて用意することになります。仏壇店に相談するのが確実です。

僧侶へのお布施を用意する

法要にきてもらう僧侶には、お布施を用意します。

金額は大体3万円から5万円ほどで、そこにお車代が5千円から1万円、会食を辞退される場合は御膳料として5千円から1万円ほど必要です。

お布施を包む封筒は白無地のものが好ましいですが、良くわからないときは近くのデパートや葬儀社の人に相談すると教えてもらえます。

金額については増減もありますし、菩提寺があるならそちらに直接聞いてみるのも一つの手です。

また、納骨式を同時に行う場合は、法要と納骨式のお布施を両方一緒に包んで構いません。わけても良いです。

遺骨の埋葬を四十九日に合わせて行う場合は、墓地や納骨堂への連絡も

四十九日までは、遺骨を自宅に置いて喪に服することが多いです。そのため、四十九日法要のあと、そのまま納骨式をあげることも珍しくありません。

納骨をするなら、墓地や納骨堂を管理する寺に連絡をしておきましょう。

四十九日法要を終えるまで、遺族は大変!

通夜、告別式と慌ただしく過ごしたあと、四十九日法要を終えるまでばたばたすることになります。

遺産相続や準確定申告なども必要になりますし、保険金の請求や示談交渉など、とにかくやることは山積みです。

できることはできるうちに、早めに対応していきましょう。