じつのところ、弁護士に依頼するといくらかかるの?

死亡事故の問題解決のために弁護士を雇うとき、おそらくあなたが一番気になるのは、「弁護士を雇うといくらかかるのか」ではないでしょうか。

弁護士報酬については、なんとなく「弁護士に依頼するのは高い!」というイメージがありますよね。

実際、弁護士報酬は安くはありません。

ただ、困ったことに弁護士に支払うお金の相場はいくらか、というのを簡単に説明するのは困難です。

どうしてかというと、民事での裁判や損害賠償における弁護士費用というのは、「相手から勝ち取った損害賠償額によって上下する」からです。

それでも、大体の相場というものはあります。

弁護士にはどういう名目でいくらくらい払うことになるのか、また弁護士に依頼するときできるだけ費用を安く抑える方法は、といったことを紹介していきます。

弁護士に依頼するとかかる費用について知っていこう!

はじめに、弁護士を探して依頼し、トラブルを解決してもらって報酬を支払うまでの流れを簡単に抑えましょう。

・弁護士を探して、相談する(相談料)

・弁護士への依頼を決める(着手金)

・示談や裁判などをしてもらう(実費の手数料)

・交渉が成功し、相手から賠償金が振り込まれて終了(成功報酬)

おおむね、弁護士に民事でなにかしらのトラブル解決を頼むと、上記のような流れで依頼が進みます。

かっこのなかに入っているのが、「弁護士に支払うお金の種類」です。

きちんと説明すると弁護士報酬だ日当だ実費だといった細かい区分があるのですが、知らなくても問題ないのでおいておきましょう。

あなたが弁護士に依頼をするうえで、支払うことになる費用をおおまかにわけると、

  • 相談料
  • 着手金
  • 成功報酬
  • そのほか実費の手数料

以上の4種類になります。

それぞれ料金も相場も違うので、一つずつ見ていきましょう。

相談料

弁護士法の規定によって、「お金をもらって誰かに法律的なアドバイスをしたり、相談にのったりして良い」のは弁護士だけとなっています。

つまり、相談だけでもお金がかかってしまうのです。

平成16年までは日弁連(日本弁護士連合会)が「こういうときはいくらもらいましょうね」という報酬のルールを決めていたのですが、いまは報酬の金額をそれぞれの弁護士が自由に決められるようになっています。

といっても、おおまかなところはかわっていません。

相談料の場合、「30分で5000円」というところが多いです。

1時間相談をすると1万円ということですね。多くの弁護士にだらだらと何時間も相談をしてしまうと、かなりの負担になってしまいます。

着手金

弁護士に支払う報酬で、金額が高いのがつぎに説明する成功報酬と着手金です。

着手金はいわば手付金、まえ払いの報酬です。マンションを借りるときの礼金や敷金のようなものだと思ってもらえば良いでしょう。

金額は請求する損害賠償金額によって増減するのですが、交通事故の場合、だいたい「20万円から30万円」くらいになります。

成功報酬

弁護士報酬で一番高額なのが、この成功報酬です。

死亡事故の場合、弁護士は相手からできるだけたくさんの損害賠償金を勝ち取ることを目的として雇うわけですから、「相手から勝ち取った賠償金の一部」を成功報酬として弁護士に支払います。

弁護士ががんばったり、示談交渉を有利に進めて高額な損害賠償金を手に入れたら、そのぶん成功報酬も高くなります。

おおまかな相場をいうと、「最終的に相手から振り込まれる損害賠償金の、10%から20%くらい」だと思っておけば良いでしょう。

そのほか実費の手数料

示談や裁判はタダではできません。

弁護士の交通費や資料を郵送したりする手数料に関しては、実際にかかった金額ぶんを支払うことになります。

4種類の料金をまとめると、例えば自賠責の限度額である「3000万円」の損害賠償請求を依頼する場合、

  • 相談料が30分5000円
  • 着手金30万円
  • 成功報酬は300万円
  • そのほか実費ぶん

の合計で、330万円ちょっとかかるわけです。

300万円までカバーできる!忘れちゃいけない「弁護士特約」

300万円は高いですよね。

もっと高額な賠償請求に成功すれば、当然弁護士に支払うお金も高額になります。

こんな大金を一度にぽんと支払うことができない、という人にもおすすめなのが、自動車保険などの特約でつけられる「弁護士特約」です。

保険会社によってルールは多少違いますが、多くの場合「300万円までなら保険会社が弁護士費用を負担してくれる」ので、出費を抑えることができます。

弁護士特約をつけるとそのぶん毎月の保険料は高くなってしまいますが、いざというときにあると助かります。

相談料無料の弁護士や着手金不要の弁護士も増えている

ほかにも、「初回の相談料は無料」「着手金がいらない代わりに、成功報酬の%が高い」「後払いや分割払いに対応」といった弁護士も増えてきています。

弁護士ごとに料金は違いますが、基本的に弁護士費用は高額です。

相談料が無料の弁護士に相談するなど、できる範囲でかかるお金を節約していきましょう。